これまでの研究
悪い歯並びの原因、早期予防治療のメリット、筋機能の改善およびマイオファンクショナル・リサーチ・カンパニー(MRC)のマイオブレースを用いた口腔矯正治療法のプラス効果について、これまで広範囲の研究が行われてきました。その結果、隙間のない歯並び、顎の発育不全、その他の歯列不正は、小さな顎に大きな歯といった遺伝子的要素が原因ではないことが分かっています。 口呼吸、舌突出癖(舌を前に出す癖)、間違った飲み込み方(舌の奥を押し広げて食物を落とし込む食べ方)、指しゃぶりなど(間違った口腔習癖と言われるもの)が本当の原因です。
これらの記事では、早期歯科矯正トレーナー、 Trainer for Kids™(T4K®)、 Trainer for Alignment™(T4A™)、トレーナー・システムの他の装置について多く取り上げられています。これらの装置はすべて(マイオブレースの製造者である)MRCにより開発されたもので、現在ではマイオブレースとして分類されています。
口腔矯正およびマイオブレースの治療法について発表された主な研究のいくつかをご紹介します:
子供4人のうち3人に不正咬合が見られる。
これらの項は、イタリアの中等学校の生徒とコロンビアの青少年のサンプルを調査したものです。それらサンプルの75%以上に、何らかの不正咬合(矯正対象)が見つかりました。
早期の矯正治療のメリット
これらの項は、子どもに関する医療的研究を取り上げ、MRCの装置を使った早期の予防的治療が有益であることを示します。患者がまだ成長期にあるうちの早期治療は、悪い歯並びの原因である習癖の改善を助け、顔の発育を改善することができます。そして患者が成長してから、歯列矯正治療を行う必要が減ります。
マイオブレース製造者であるMRCの開発した装置を使うことにより、悪い歯並びの原因を治療する
これらの項では、唇の筋肉・口呼吸・子ども時代の習癖(指しゃぶりや、おしゃぶりの使用)を、成長期の子どもの顎や歯のアーチの発達に影響するものとして挙げます。MRCの装置の使用例は、筋肉機能の改善(ウリサル・ヤグシ・カラ・オッケシム、2011)、隙間のない歯並びと顎の位置の改善促進(金尾・益子・金尾、2009)を示すものです。
従来の矯正治療の限界
これらの項は、従来の歯列矯正に関する誤解を大まかに述べています。